一般不妊治療

当クリニックの特色*

当院は一般不妊の治療に特化しています

  • ・当院は、2011年3月まで生殖補助医療(ART:体外受精、顕微授精など)を実施していましたが、当院で妊娠された方の90%は一般不妊治療で妊娠されており、現在、人工授精(AIH)までの一般不妊治療に特化した治療を実施しております。
  • ・実施する治療は、タイミング法排卵誘発法人工授精となります。原因に応じて最適な治療法を選択します。
  • ・個々の皆様の年齢、不妊原因、個別事情に合わせた治療選択が重要であり、治療を徐々にstep upするだけでなく、35歳以上では最初から人工授精、40歳以上では生殖補助医療を最初から実施することも選択肢の一つになります。

生殖補助医療(体外受精、顕微授精)を希望される場合

  • ・当院で説明を受けた結果、最初から生殖補助医療を希望される場合や、一般不妊治療で妊娠に至らない場合、ご本人およびパートナーの方のご意向を考慮した上で、生殖補助医療連携施設である加藤レディースクリニック(新宿区)をはじめ近隣実施施設での治療を相談させて頂きます。

診察について*

初診

  • ・事前に当クリニックのホームページで検査のながれや治療などに関してご確認下さい。
  • ・初診予約時、Web問診で事前に詳しい現況を把握させて頂きます。
  • ・初診時パートナーの方は同伴する必要はありませんが、Web問診で同様にカルテを作成させて頂きます(パートナーのカルテを作成するだけの場合、費用はかかりません)。
  • ・初診時、お話を伺いご意向などを考慮の上、検査・治療方針などを決めます。
  • ・ご自宅でパートナーと今後の検査・治療などに関し、当事者間で十分理解・意思統一した上で、今後の検査・治療をお受け下さい。

検査および治療に関する資料・書類のお渡し

  • ・初診時に今後の診療に関する資料・書類はまとめてお渡し致します。
  • ・後ほど必要になる書類がありますので紛失しないよう保管して下さい。
  • ・他院で検査などを実施していた方に関しても、念のため資料・書類はお渡し致します。

検査・治療に関するご理解について

  • ・検査・治療は、概ね資料に沿って実施されますので、事前に良くお読み下さい。
  • ・通院中、来院当日に検査・治療に関しstep upのご提案をすることがあります。それらに対する正しいご理解が必要となりますので、検査、治療内容、薬剤、注射などに関する必要性・効果・副作用などは、あらかじめご理解下さい。
  • ・治療は、原則的に日本産科婦人科学会のガイドラインに沿って実施します。

通院回数・時期

初期検査

・1周期で3~5回前後(月経中、月経終了~排卵前、排卵前、排卵後、黄体期)

タイミング法

・1周期で3~4回前後(月経中、排卵前、排卵後、黄体期)

排卵誘発法

・1周期で3~5回前後(月経中、月経中〜月経終了直後、排卵前、排卵後、黄体期)

人工授精(自然周期、内服薬の排卵誘発剤使用周期)

・1周期で3~5回前後(月経中、排卵前、人工授精、排卵後、黄体期)

人工授精(注射薬の排卵誘発剤使用周期)

・1周期で3~6回前後(月経中、月経中~終了、排卵前、人工授精、排卵後、黄体期)

・ご自分のご都合がつく、無理の無い範囲で検査・治療を進めて下さい。

診療費用について*

  • ・2022年4月より人工授精および生殖補助医療が原則保険診療となりました。
  • ・保険診療上の制限により、すべての診療が保険でカバーされる訳では無く、回数制限検査などは同一周期で一定の回数を超えると自費となる場合があります。
  • ・また、同一周期で、前回の来院時と全く同じ検査・治療を実施した場合でも、同一周期における検査の実施回数、各種加算・判断料などの相違により、当日の費用が前回来院時の費用と異なる場合があります。
  • ・ホームページ・配布資料などでお示しする診療費用(再診保険3割負担:2023年10月1日現在)は一例ですので、実際の費用は異なる場合がありますのでご承知おき下さい

経腟超音波検査は同一周期で回数制限があります

・超音波検査は、以下の回数を超えた場合自費検査(¥3,300)になります。

  • タイミング法:同一周期2回目以降
  • 排卵を誘起する薬剤(hCG:ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)単独使用時:同一周期3回目以降
  • 排卵誘発剤使用時(内服薬・注射薬):同一周期4回目以降

保険適応外検査

生殖スクリーニング血液検査 ¥29,700
精子特性解析検査 ¥5,500
抗精子抗体 ¥7,700
その他  

・自費診療を実施する場合は、原則的に事前にお知らせしております。

・自費費用は予告なく変更となる場合がありますのでご了承下さい。

頸管粘液検査の際の判断料に関して

  • ・頸管粘液検査の判断料は、尿・糞便等検査判断料となりますのでご注意下さい。

診療費用のお支払いについて

  • ・現金またはクレジット払いとなります。

紹介状・補助金申請書などの文書発行について

  • ・紹介状・補助金申請書などの文書発行には、具体的な発行依頼から約2週間ほどお時間を頂きます。お急ぎの方は余裕を持ってご依頼下さい。
  • ・所定の費用が掛かります。
他施設紹介状(保険3割負担再診) ¥1,130
妊婦紹介状(自費) ¥3,300
診断書(自費) ¥4,400
東京都の一般不妊治療助成金(自費)
※要件・期限などを必ずご確認下さい。
¥4,400
生命保険請求関連書類(自費) ¥5,500